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レッスンが〇〇したという錯覚

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

子供なら学校や塾の勉強を、大人なら家の家事や仕事のなんらかの課題を、

そういったものを進める、または終わらせるということは生活の中で重要なものなような感じがします。

 

進行度合いや終わったかどうかをわかりやすく図ることのできる指標の上で考えられるものもあれば、そうではないものもあります。

 

 

例えば算数の問題集を10ページやったらokとか、商社の商談なら、契約に関しての条件や価格、アフターサービスやサポート等の話し合いが双方にとって妥当で折り合いのつくところで合意し、サインをもらえればokかもしれません。

 

そういったものは見えやすいです。

楽器のレッスンだったらどうでしょうか?

 

そもそも進めるとはどういうことなのでしょうか?

恐らく最もわかりやすい部類のものは課題曲の演奏することができる範囲を増やすレッスンを行った時と言えそうです。

 

 

何かが「進んだ」とか「ひと段落ついた」と感じることは、確かに重要で、

小さな進捗を感じることはモチベーションも高めてくれます。

 

しかし、極端な話、その日はもう既に「弾けるようになった」と個人的には大きめに感じられるようになり、

そこそこ弾き飽きてきたパートをただただ弾いただけなら、「進んだ」とか「ひと段落ついた」と

感じることは難しいかもしれません。

 

でもそう思ってもいい場合もあると思います。

もちろん、教える側にある程度きちんとした考えがある場合ですが。

 

 

 

要するに僕らが「進んだ」とか「ひと段落ついた」と感じてしまうことはそれも思い込みの一つで、

錯覚かもしれないと考えることができて、その他にも沢山「進んだ」「ひと段落ついた」と

感じてもいいことがあると思うことが出来ると思います。

 

もちろん、無理やりその方の感覚を変えようとは思いませんが、それを知ることは重要だと思います。

 

 

例えば中学高校と僕らは英語を頑張って学んできましたが、多くの方にとってそれを使って会話をすることは難しいです。

これは会話する用の英語の学び方をしていないからでしょう。

でもテスト前に勉強をしてその時はその時なりの納得感を持っていたのではないでしょうか?

 

 

どちらかというと楽器の演奏は実践的な英語と似ていて、スキルです。中間テスト用の一時的な知識ではありません。

一時的な短期の記憶による暗記ではなく、適切な運用が必要なことはある程度明白です。

 

 

多くの方は柔軟ですが、一部の方は実践的にスキルが習得されているかはいうほど関係なく、

ひとまずテスト前の勉強的に楽器の習得を捉えて安心しまっている方がいるような印象があります。

それはそれでありで、それ自体が思い込みとも考えてしまいますが。

 

そういう僕もまだまだ色んな染み付いたものに動かされているのだろうと思います。

それのメリットとデメリットがありそうですね。

 

まぁ、仮にその日、レッスンが進行しなかったような気がしても、実はそんな日の方が長期的に見れば重要な日なのかもしれない。

そんな風に考えていただければいいなと、たまに思ったりしております。

 

K9 Y.Y