大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室
K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。
ご覧いただきありがとうございます。
結構よく受ける質問がありまして、それは
「これ弾いてる人ってあれこれ考えず感覚でやってるんですよね?」
といった感じの質問です。
そのように確かめたくなる気持ちはとてもよくわかります。
演奏家は音楽理論やリズムの事、左右の手のなんらかの規則性...etcといった
①脳に負荷のかかることはあまり考えずに演奏していると思いたい VS ②常に多くのことを処理にながら演奏していると思いたい といった構図ですね。
①と今現在思えた方が簡単に理由が見つけられて心理的に楽です。
いま現在そのスキルを習得できていない実感からくる、それができない理由をシンプルに二元論的に自動思考してしまいます。
これから習得できていく過程が想像しにくいわけですね。そりゃそうです。
僕らは太古の昔、パッと瞬時にどっちか、二つに一つを決めないといけないと命が危険に晒される、巨大なネコ科の動物に食われる..とかの瞬間が多かったから瞬間的に白黒思考、百ゼロ思考をしてしまうというのが進化的な定説かと思います。
それが確実に正しいのかは潜在的なものなので経験的に実感するのは難しいですが、理解はできます。
要は習得していく過程への知識が深まればもっと楽ないい気持ちで取り組みやすいかなとか思うわけです。
そこにはもっと広い幅がありますよね。
例えば後3ヶ月頑張って練習したのなら、練習した内容が知らない間に脳内で圧縮され、新しいスペースができて余裕ができ、
ちょっと前まで結構な負荷だと思っていたものが負荷を感じなくなる、ということがあり得るわけですよね。
その時、誰かの演奏を聴いて「あの演奏は感覚でやってるとしか思えない!」と以前までなら思っていたものが
その演奏の構成要素の理解が深まり、処理の仕方が慣れたことで
「今まで感覚って思ってたものは感覚じゃなかったんだ。」と思えます。
またその上達の様々な過程において「感覚」の定義が変わってきます。
「感覚」の解像度が上がり、それは元々の能力とか才能、なんかよくわからない不可抗力的なものではなく、
ちゃんと時間を費やすことで習得できるものなのだということが見えてきます。
「上手い人の感覚」と思っていたものは適切に時間をかけて習得したものでしかないんだ、というのがわかってきます。
もちろんどうしよううもない系のものもあると思います。
上達の過程で今見えているもの、今遠い場所にあるように見えるものだったとしても、
あと3日練習しただけでまた見え方が変わります。
特に大人の場合、現在の自分の感覚を知る力、内受容感覚といったものをを上げていくのが上達の近道かなと思います。
勿論、二元論的な考え方の利点もたくさんありますよね。
僕らはなんかそれらしい知識が入ってくるとすぐにその知識を補強する意見を信じる特徴がありますね。
何が正しいっていうのは難しい問題ですがパッと頭に浮かんだもにいかに適切なフィルターを着せることができるかってこと
かもしれませんがそのアイデア自体がそのアイデアを補強してる確証バイアスかもしれませんね。
シーソーの真ん中にいながら、俯瞰して適度にワクワクする方向に好奇心を持てていればいいのかなと思います。
K9 Y.Y