· 

かごめかごめの都市伝説と音楽的事実

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

都市伝説とかいう類の話は好きですか?

 

 

 

たとえ現実的な根拠に根ざした科学的、論理的、批判的思考をしようと人は基本的に

そういう類の話が好きなのかもしれません。

 

 

英語で都市伝説はurban legendと言いますが、日本でもこの言い方が定着してきたのはまぁまぁ最近ですよね。

恐らく英語を参考にしたのかなと思います。

 

 

 

Chip Heathさんという都市伝説といわれるものや、その他諸々を研究しているベストセラー作家件研究者がいらっしゃって

個人的にとても好きなのですがその方の書いた都市伝説も研究文献なんかも結構面白いです。

どこの国も似た感じなんだなーとか思います。

 

文献

 

 

子供の頃、徳川埋蔵金とかやっていて、「かごめかごめ」の歌が埋蔵金のありかを示している!とか

いかにもロマンのある話がありました。

他にも実は遊女の悲しみを表している、とか恐ろしい嫁姑問題を表している、とか

色々あります。何かロマンがあるものに因果つけて考えるのって僕らは上手いですからね。

 

 

 

かごめかごめは昔の歌なので都市伝説とは言いにくいかもしれませんが、なんというかあの暗い旋律は

そのようなホラーな感覚と結びつけて考えたくなりますよね。

 

 

そんなかごめかごめですが、メロディを音楽的に分析してみると非常に素晴らしいなーと

感じる点が聞こえてきます。

 

 

かー ごめ かご めー 

 

 

 

日本のわらべ歌等は基本的に2拍子と言われます。

童謡なんかでも2拍子が多いです。

 

 

 

かー ごめ かご めー 

1  2  1  2

 

 

といった感じですね。

 

 

 

初めの「かー」が長くて「ごめ」がくる、そして

「かご」がきて最後の「めー」が長いです。

 

 

 

2拍子とした場合、これで2小節分ということです。

2小節で一つのまとまったモチーフが形作られています。

 

 

どの拍も同じ文字数だと飽きますがはじめと終わりが長く、中が短いというだけで

まとまりができ、ちょっとしたことですが音楽的に価値が上がるように感じます。

 

 

 

また最後の「めー」の部分なんかは「めー」と伸ばしてもいいですし、

「め。」と伸ばす代わりに休むのもありかもしれません。

 

 

 

大きなフレームは決まっているけれど、歌い手の自由にさせてくれるような

いい意味で曖昧な部分が日本の歌にはあったりするのも面白いなと感じます。

 

 

もちろん似たようなものは世界中に見られます。

ブルースのコールアンドレスポンス的なメロディ作りも同じようなものと捉えても

いいかもしれません。

 

 

ここでは部分的に捉えましたが勿論もっと大きな時間軸でみるともっと

広がりますね。

 

 

 

要は地域によって微妙に飽きさせないための方法が変わってくるというのが

面白いなと感じます。

 

K9 Y.Y

 

 

参考文献