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水に濡れた拍子というものがある?

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

ずっと音楽をしていると、「私、リズム感がない」といった類の話をよく聞きます。

 

 

 

確かに生まれ持ったものの関係で、一般的な量よりも多めに努力しないと一般的に僕らがリズム感と呼ぶものを

感じにくい、それ自体の存在をすぐに見失いやすい、という人はいます。

 

とはいえ、初期段階の差はあれど、ちゃんと時間をかけて練習すれば誰でも会得はできるものです。

僕も含め、誰しもがある一定量の努力をして得るものですね。

 

 

 

でも、リズムの幅ってとても広く、一般的なリズム感=リズム感の全て、ともいえません。

 

 

 

 

ちゃんと練習したらほぼどんな人でも

適切なリズム感=ちゃんと周期を感じながら体を動かす感覚を身につけることは、個人的経験、教えてきた経験も含めて

可能だと思います。

 

 

脳科学的なことを少し勉強すると、楽器を演奏するときにどのように人の脳というものが

働くのか、ということがちょっとずつわかるので、その中でリズムというものをどう捉えれば効率がいいか?

ということがわかってきます。そして、個々に合わせた処方箋=練習方法の提供により確実性が増します。

もちろん確実な処方箋などありませんが。

 

とはいえ、一般的に僕らがリズムと呼ぶものは西洋音楽の流れからのものです。

 

 

 

その中で前回もお話させていただいた「拍」という概念は理解した方がいいものだと思いますが

西洋的な教育の中では「強拍」「弱拍」といったことを学んだりします。

 

それ自体が結構抽象的なので、理解が難しかったりしますが。

 

ややこしいことはおいといて、強拍も弱拍もとりあえず長さは同じなんです。

 

 

 

決まった拍を刻む周期感の中で演奏できる技術というのが一般的なリズム感といっていいかなと

思いますが、日本をはじめ世界ではこの「強拍」「弱拍」以外にもいろんな「拍」の捉え方があります。

 

 

 

 

アラビアなんかだと「乾いた拍」「湿った拍」「重い拍」「軽い拍」とかあるみたいです。面白いですよね。

 

また「長めの拍」「短めの拍」というのも存在します。

 

音楽の中で拍が一定の周期ではなく、時に長くなったり短くなったりするわけです。

 

 

 

 

なので、一定の周期を感じながら体を動かす感覚を会得した人=リズムがいい人ともいえない場合があるわけです。

 

もちろんその一般的な感覚があるからこそ、湿った拍、とか乾いた拍なんかっていうのも味わえるのかも

しれませんが...。基本は大事です。

 

日本の音楽は決まった周期の中で存在する演奏するということが美徳だというわけではない

ものがあるんですね。

 

面白いです。

 

ではまた次回もそんな話を。

 

参考引用文献

 

K9 Y.Y