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レッスン中によくある錯覚

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

会話中に起こる典型的な食い違いがあります。

 

 

今日、ソロギターが上手くなりたいという生徒さんのレッスンがありました。

 

 

日本語でいうソロギターっていうのはメロディも伴奏も全部一緒に、

主にアコースティックギター で弾くもの、といった一般的な解釈があります。

ギターソロっていうと主にエレキで弾く単音のソロプレイって感じですけど。

 

結構長くお越しいただいている方でなかなか難しいことをやっています。

 

今日はメロディをいかに聞かしながら弾くか、といったことをやっておりまして

いかに右手を使ってメロディを際立たせるか?といったことを強く意識しながら見本としてパフォーマンスしました。

 

それを聴き終わった生徒さんが言った言葉が

 

「いやー、やっぱり先生の左手の小指はストレスを感じている様子もなく、スムーズに動きますねー」

 

でした。

 

確かにギターを弾くのに体全体が関係しているので左手も当然とても大事なんですが

今僕が注目してほしかったのは左手ではなく、右手でした。

 

 

よくあることですが、こういったことはそこそこ起こりますよね。

 

常日頃、最近、ついさっき...自分の頭の中でよく考えること、その瞬間興味があることが脳内の検索上位にくるわけです。

 

その生徒さんは今日、確かに右手の話を主に共有していたのは確かなのですが

その瞬間はそれは重要ではなかったわけです。

 

僕の左手の小指の動きに注目した瞬間、それが脳内の検索上位にきて、今現在僕が

注目して欲しかった右手のことは検索下位になってしまいました。

 

今自分が何に一番注目していて、興味があるのか?

 

それは確かに重要です。

 

基本生徒さんに合わせたいと考えますが、そうしない方が効率的で実質楽しみやすい場合もあり、

そのようにする場合もあります。

 

透明性の錯覚とか、確証バイアス利用可能性ヒューリスティックといったことで

説明がつくような事象ですかね。

 

楽しんで上達いただけるのが何よりです。

 

K9 Y.Y