· 

本場?の音楽の授業から感じること。

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

演歌の本場って日本ですよね。多分。

 

ジャズならアメリカだと思います。

クラシックならまぁヨーロッパじゃないでしょうか?

 

今の時代、どこでも音楽は学べると思います。

まぁ、環境は大事ですが学ぶ方の受け取り方が大事というのはあるでしょうね。

 

僕は20代半ばからアメリカで学びましたが実にいろんな人がいました。

高校を出たての人、30代、40代、50代、60代の人たち...

 

10代のような60代の人もいますし、60代のような20代もいるでしょう。

性格や経験値なんかで授業の受け取り方は大きく変わりますよね。

 

個人の印象ですが、こちらがかなりその授業の幅を自分で広げられる心理的柔軟性がないと

難しいことが多いように思います。もちろん教授の姿勢にもよりますが。

 

 

 

今思えばもっと広げられたなぁということが非常に多いです。

 

 

音楽大学では基本的にミュージシャンが教授というパターンが多いので

ご自身の感覚で話をする人が多かったような感覚があります。

 

 

 

近所にあったMITやハーバードなんかの方が教えるプロって感じの教授が多いのかも

しれない感じがして、そういった学校の音楽の授業の方が実は興味深いのではなかと

最近思ったりしますが。

 

 

 

例えば西洋音楽史についての授業は、西洋音楽の歴史と有名な作品なんかを聞いたり

しましたが僕の英語力の問題もありますがもっとその曲のバックグランド的な要素を面白く

教えてもらっていたのなら...

 

 

 

例えば、パリ万博の年...

 

時は1889年、パリ万博の年...パリの街にはエッフェル塔が建ち、色んな国の文化を

はじめて知ったヨーロッパの作曲家の中にドビュッシーという人がいました。

 

彼はインドネシアのガムランに興味を持ちました。

また睡蓮などで有名なモネの作品にも

影響を受けていて、その色彩感なんかを音で表現することに興味を持ち始めていました...

 

そんな彼の影響を一番感じやすい曲として

「3つのノクターン」のなかの「雲」がそれにあたり...

 

それを表現するにあたり彼はまず雲っぽさを表現するためにクラリネットとファゴットを...

 

メロディはこんな風にして...

 

曲の各セクションのつながりがこのようになっているのは彼の雲に対しての見解がこんな

感じだったから...

 

そんな話って面白いですよね。

 

聴く人の性格や音楽的レベルによりそのような観点はオリジナリティを減らす、といった

ような感想を持つ人もいるかもしれませんがいかに興味を持てるようにするのか、ということは

大事なポイントではないかと思います。

 

 

作曲というのは音楽理論があるから成り立つわけではなく、もっと根本的な

こんな風なことをしたいという思いもありますよね。

「雲」といってもその表現方法は様々でしょうし。

 

いろんな要素の1つ1つの楽しみ方を知るというのはとても有益です。

何かを作るということに対してのかなり根本的な部分を認識するといったような

ことかなと思います。

 

しかし、そこまでの詳細は言ってくれない人がの割合が比較的多いような気がします。

 

あとは自分で色々感じてね、みたいな感じです。

それってすごく一般的なミュージシャンライクな感じに思います。

ここ10年ぐらいでまた少し変わってる感じもあるように結構感じますが。

 

明確な答えがないことをよりよく理解していく道というのは

非常に考え深いものですね。

 

 

今になって気づくことは多いですねー

 

参考文献

K9 Y.Y