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練習が必要ない練習がこれです。

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

練習しなくても上手くなる段階があるんです。

 

 

自分も含め生徒さんにもそういう段階の時があります。

厳密にいうと何もしなくていいというわけではないですが、

頑張って楽器を持って練習らしい練習をしなくてもいいということです。

 

結論を言うとそれって色んな状況に対して客観的になることに慣れているってことです。

 

 

 

わかりやすい例を一つあげます。

こんな方がいらっしゃいました。

 

ギター歴30年以上のとても上手い方がジャズギターのアドリブをしたいと

いうことで入会していただきました。

 

既に色んな事ができる方だったのでスタンダードナンバーを二人で演奏して楽しみました。

基本的に2人で演奏する場合、セッションの中で主役が交代します。

 

 

 

生徒さんが主役の時は僕が引き立て役に、その逆もありえます。

 

二人とも主役でもいいですし、二人とも引き立て役でもいいです。

要するに色んな状況を楽しむわけです。

 

良いセッションって色々あると思いますが、一つ挙げるなら曲が始まって

終わるまでの間、色んな景色があるということかなと思います。

 

一辺倒の演奏では空きてしまい、聞いていただいている方々も離脱しやすいわけです。

演奏者も内的に離脱してしまうかもしれません。

 

ですので自分が目立つことも相手を目立たせることも、色んな状況を認識しないといけないわけです。

 

 

 

その生徒さんは相手を目立たせる方法を知りませんでした。

というか、その認識レベルが低かったわけです。

 

考えてみれば簡単なことではあります。

僕が演奏している時は僕より目立たないようにボリュームを絞る、とか

 

要は「相手が気持ちいいと思ってくれることを探す」ということです。

 

その読みが外れる場合も多々ありえますが、まずその認識を持つことです。

楽器を構えて音を出そうとした瞬間に僕らの体には色んな事が起こります。

 

それらを知る為の1番の方法は、自分の体の動きと心の動きをモニタリングできることです。

 

色んな段階を経てこの段階まで来る事ができます。

僕もまだまだですが、まだまだだなぁと思えるレベルまでは来れたと思っています。

 

自分の指の動きに対してどこまで認識できているか?

出ている音に対してどこまで敏感か?

相手の音と自分の音のバランスはどうか?

 

あいみょんが歌っている声よりギターの音の方が大きかったら嫌ですよね 笑

 

カラオケで気分良く歌っている時にマイクの音量を下げられて、カラオケの音量を

必要以上のあげられたら気分悪いですよね。

 

こういう事なら気づけたとしてもギターを弾きながらの場合、自分の中の価値観が

違う場所に行ってしまって大事なはずのことが気づけないことが結構あります。

 

 

子供にこのような自己省察力を求めるのは無理がありますが大人は可能です。

 

この生徒さんはとても有り難い素直な方だったのですぐにそれに気づいて

セッション力がすぐに向上しました。嬉しいことです。

 

 

参考文献

参考文献

 

K9 Y.Y