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最高の「ド」の見つけ方

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

高校の時の歴史の先生は教科書には直接載らないこぼれ話的な話をよくしてくれました。

 

東インド会社設立の背景、

世間一般には知られていないヒトラーの周辺人物の事情...

 

 

今思えば生徒が興味をより持てるようにしていてくれたのかなと思います。

その甲斐もなく僕の成績は平均以下だったように記憶していますが...

 

一つの物事に対して多くの視点を持つことは興味がないと難しいものです。

 

 

レッスンではチューリップをよく弾きます。

 

「さいたー、さいたー」です。「さいたー」は「ドレミー」です。

 

「さいたー」の「さ」は「ド」なんですよ。というと子供はそうなんだと理解します。

 

 

この時、子供にとって「さ」は「ド」以外の何物でもありません。これで良いのです。

 

しかし、成長と共に必要になってくるのは視点取得の力です。

これは以外と大人になってもその感覚を持つことは難しいものですね。

 

 

1.2.3.4という拍子というものからの視点に移ると、「さ」は「1」になります。

 

 

もし、「さ」である「ド」が鳴る瞬間に伴奏の音がもう一音あり

1オクターブ低い「ド」と共存していて、その「ド」からの視点なら

「さ」は1オクターブ上の「ド」となります。

 

 

同様に伴奏の音の中に「ミ」があり、「ミ」からの視点なら「さ」である「ド」は

短6度上の音、といった存在になります。

 

 

要するに、単音の「ド」は単音ならただの「ド」でしかありませんが、

誰と、どのようにそこに存在するのかによってあらゆる音に聞こえる、ということです。

 

 

 

その段階段階によってあらゆる視点を持っていないといけないという訳では

ないと思います。

 

多ければ混乱しますし、非効率になる場合も多々あります。

 

そもそも、そのような知識が面白いと思える状況にいる生徒さんでないと

それは面白くない訳ですが。

 

 

ひとまず、歴史の先生の様にいろんな「ド」を提供できることは大事だなと思っています。

以外とみんなあんまり気にしないで提供してたりしますからね。

それが良い場合と悪い場合の幅は広いです。

 

まぁ、それを楽しいと思えるような心を持てることはきっと大事ですね。

参考文献

Y.Y