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無視しないでください

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

時間の過ぎ方はコントロールできます。

 

できるというと明らかに言い過ぎですが...物理的に時間をコントロールするのは

無理ですが体感を変えることはできますよね。

 

大好きなスイーツをお皿から口まで運ぶ時間が1.5秒だったとした場合、

それを食べるために椅子に座るという動作に必要な時間も同じ1.5秒だったとしても体感は違います。

 

駅から家までの道、駅の改札からの1分と家が見えてきてからの1分はまた違います。

 

いつも通りの日常に大きな楽しいイベントが予定されたのなら、

そこでの体感時間、そのイベントの前後の体感時間は色々通常と違いが出るでしょう。

 

演奏でも同じで、ある曲を弾き始めるという瞬間ってまぁまぁ一大イベントです。

その瞬間って知らないうちに大きな意味を持つので、その直前っていうのは

他のことを考えにくくなっています。

 

 

1、2、3、4とこちらがカウントしてもそのテンポで入れないという事例は多く、

そのカウントの意味がわかっている人でさえそれができなくなる場合があります。

 

 

意識はその先にある曲の一発目に出す音にしかありません。

 

 

多くの場合、早く処理しないとと考えてしまうものなのでカウントより実際の演奏の

テンポは早くなりがちです。また、ちょっと焦って早めに演奏を始めたりしがちですよね。

 

 

要するに大きなイベントの前後では視野狭窄になり、冷静さを見失いやすいということが言えると思います。

 

 

セッションなんかでイントロを出した時でもまぁまぁ似たようなことが起こる場合があります。

僕の演奏するイントロの性能に問題があり、それが主な原因という見方ももちろんできますが。

まぁ、原因というものはだいたいいろんなものの複合体ですからね。

 

 

そのようなカウントやイントロが意味ナシになってしまった時、ちょっと無視されたような気分になるのですが 笑

演奏者はそんなつもりはないわけです。

 

これを逆手にとってうまいこと期待と裏切りを表現している曲があります。

 

Stevie Wonderさんの「Golden Lady」です。

 

イントロのピアノのテンポを無視したように曲が始まります。

聞いてみてください。

 

古い曲ですがStevie Wonderさんの曲は本当に芸術性がとんでもない曲が多く、本当に偉大です。

 

またStevieさんは盲目ですがGoldenって本人的にはどんな感じなんでしょうね?

気になります。

 

Y.Y