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高低(ピッチ)あるある 

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

人はどこを基準に音の高い、低いを分けて考えてるんでしょうね?

 

いろんなピッチの音がありますが

「ちょっと高く感じる」とか「ちょっと低く感じる」というのは幅広い問題です。

 

 

昔のギリシャ人はギターのような弦楽器を縦に置いて演奏していたとのことです。

ピアノなら、演奏者視点からすると左っ側を空の方に向けていたということです。

ということは楽器から考える音的には下にいく方(地面に向かう方)が高い音、

上にいく方(空に向かう方)が低い音になりますが、この逆の呼び方をしていたとのことです。

 

 

地面に近い音はピッチ的には高いけど「低い音」

空に近い音はピッチ的には低いけど「高い音」

 

 

これって今でもちょっとしたギターあるあるです。

 

 

ギターの音って右利きの方なら左手を左方向(ヘッド方向)に持っていけば持っていくほど

音は低くなります。

 

 

右方向(ブリッジ方向)に持っていけば高くなります。

 

 

僕がギターの指板上で『上がっていく』と表現した時、初心者の方は左手的に左方向に持っていく

方が多いです。

 

 

楽器を構えた時の感覚からしても左方向の方が自分から見て多少上にあるから

そう直感しやすいのかもしれません。

 

 

要は多くの人は楽器に対して視覚優位なのだと推測できます。

 

 

楽器のことがわかってくると『上がると言えば右だ』と聴覚的感覚で感じられるのかも

しれないですね。

 

 

また、ギターは1弦〜6弦までありますが演奏者視点からすると1弦は下にあって6弦は高い位置にあります。

 

1弦は一番低い位置にありますが一番高い音の弦です。

6弦は一番高い位置にありますが一番低い音の弦です。

 

 

まぁ、空の高いところから鳥のカン高い鳴き声が聞こえてくることもありますし、高層ビルの建設現場

から重機の重低音が聞こえてくることもあります。

 

 

また地表の低いところから大きな動物の低いうめき声が聞こえてくることもあれば、

地下からソプラノ歌手のカン高い声が聞こえてくることもあるでしょう。

 

 

視覚的な高低と聴覚的な高低はそれほど認知的な不協和を生むことはないように

感じますが、その二つの高低の概念を一緒に考えてるようなことがあった場合、

まずは視覚優位に感じてしまうのでは?というのが僕のちょっとした仮説です。

 

 

これに楽譜という概念が混ざってくるとまた脳内のニューロン発火はすごいことになって

花火大会になり、楽器はすごく頭にいいと言われるのです。

 

 

音の高低だけでも何百という論文があります。

音楽って面白いですねー。

 

Y.Y