· 

この曲のここ!#8 「馬と鹿」がすごい!

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

米津玄師さんはすごいですね。

 

この前書いたaikoさんといい、才能溢れるアーティストの曲は聞きどころが

たくさんあります。

 

前の記事

 

新曲『馬と鹿』聞きどころはたくさんありますが今日切り取るのはど頭です。

 

アウフタクトという言葉があります。

 

簡単に説明させていただくと音楽には1,2,3,4と拍子があります。

メロディは何気なく流れていきますが、常に1から始まっているわけではないですよね。

メロディはいろんなタイミングから始まります。

 

基本的に曲は1から始まりますがそのちょっと前のどこかからメロディは始まっていたりします。

これをアウフタクトと言います。

 

サザンのtsunamiなんかがわかりやすいかもしれないです。

 

『かぜにとまどー』って始まりますがこれに合わせて拍子をとった場合、

『か』のところを1としたらおかしくなってしまいますよね?

 

とりあえず『どー』のところが1です。

『どー』から始まる感じがしますよね。

 

これと同じことが『馬と鹿』でも起こっているんですがちょっと斬新なんです。

 

『ゆがんでぇ』で始まります。『ぇ』が1です。

この場合、『ぇ』が1なんで伴奏をするにあたっても『ゆがんで』までと『ぇ』には違いを

つけるのが普通です。

 

しかし、この曲ではその伴奏の違いがないのです。

 

もともとイントロはもっと前から演奏されているんだけれども、『ゆ』

が入ってくるタイミングに合わせてRECボタンを押した、みたいな感じです。

 

伝わるでしょうか??

 

ちょっと曲が進んだ先で回収するみたいなリズムトリックもあって面白いです。

ちょっとした仕掛けといえばそうなんですが

ありそうでなかったものと言えるのではないでしょうか?

 

 

このようなリズムのトリックはビートルズなんかの先人達が大概は既にやっていて、多くの場合

元手の曲がわかることが多いんですがこの曲に関しては元手の曲がパッと思いつきません。

なんかありましたっけ?

 

ご本人の意図なのか?プロデューサーの意図なのか?

 

音楽って面白いですね♫

 

聞いてみてください。