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簡単にすごい演奏に聞こえさす方法

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

視覚的な脳の誤認、錯覚ってありますよね。有名な錯聴も結構あって面白いです。

 

簡単でわかりやすい例をあげると、「ドレミ」を4回連続で、

ドレミドレミドレミドレミと同じリズム、音色で演奏したとして、

5回目にドレだけ演奏したら脳は勝手に「ミ」をその次の音として入れたり、頭の中では勝手に「ミ」が鳴ってしまう

と思います。

 

他には

ギターとピアノで全く同じ高さの「ド」を鳴らしたら同じ高さと感じることができますが、

同じ音質と感じることはできません。

 

同じと感じてしまうことができたらモノマネ芸人の方々の仕事はなくなります。

 

これは音には基本の周波数の他にも別の周波数の音が重なっているからということです。

別の言い方をすると倍音の成分が違うからです。

 

この倍音によって音質が変わってきます。

みんなの声がそれぞれ違うのは倍音が違うということみたいです。

 

 

 

100Hz 200Hz 300Hz 400Hz 500Hz 600Hz 700Hz 800Hz 900Hz 1000Hz 

という10の周波数から成る1つの音があったとして、音として知覚されるのは

最大公約数である100Hzです。

 

この時、この100Hzの音を抜いても100Hzの音が聞こえます。

200Hz を抜いても聞こえます。

不思議ですね。

 

これをMissing Fundamentalと言います。

日本語訳はないみたいです。

 

 

要は100Hzを聞かせたい時、その音を構成する倍音を聴かせれば勝手に人の脳は

100Hzを知覚するということです。

 

別に僕の生活にあまり役にたちそうもないですが、なんか好奇心が湧きます。

 

とはいえ、機材の性能的に低い音が再生できない小さなスピーカーなんかでも、その音の倍音は再生できているので、

その元となる基本の周波数である低音を脳が勝手に作り上げているというのは自然に行われていることなのです。

 

意識せず聞いている音ってたくさんあるんだなーと思います。

 

参考文献

K9 Y.Y