大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室
K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。
ご覧いただきありがとうございます。
デジタルとアナログの違いってわかりますか?
僕もあまり詳しくはないですが、シンプルに一言で説明してみます。
デジタルは電車移動、アナログは徒歩移動です。
南森町から堺筋線でミナミの方に向かうと次の駅は北浜です。
デジタルである電車移動では南森町を過ぎたら次は北浜と決まっています。
南森町と北浜の間にはいろんなものがあります。電車移動ではそれらの間に点在する無数の建物や景色の前
には止まりません。大事なポイントのみに止まるのです。それがデジタルです。
しかし、徒歩移動の場合は気に入った景色の前で止まることも出来ますし、
コンビニがあればいつでも好きに寄れます。
このように決まった統制がない感覚がアナログです。
僕らが演奏しているギターやウクレレで出す音階、ドレミ...はデジタルです。
実はドとレの間にはいっぱい音ってあるんです。
でも音楽に統制を持たすために昔の人が
「ドとレの間には音を一個だけ置こう」って決めたんですよね。
それがド#です。レ♭でも同じことですが。
世の中にある音で僕らが毎日聞いているいろんな音って厳密に言うとドレミの中でどれにも
属さない音っていうのもいっぱいあるんですよね。
実はギターやウクレレってその間の音も出せたりするんです。
弦を巻きつけているペグを回したり、スライドバーというものを使うとその間の音も
出せるんですよね。弦をベンドして音程を上げるベンディング(チョーキング)というテクニックもあります。
この辺りをちょっと深く練習して見ると非常に面白いんですよ。いろんな可能性に気づきます。
50音にもよく似ているように感じます。
日本語の発音しか知らない僕らは知っているものだけで判断してしまい、実は50音以外にも
音はあるのだ、ということを考えられずちょっとした視野狭窄に陥ります。
何にしても大体昔の人が上手くまとめてくれたものを普通に元々あったものとして
僕らは感じながら生きているので本当にゼロベースで考え、気づくのって結構難しいですよね。
小さな子供さんをレッスンをしていると存在しないオリジナルのコードネームや音を想像してくれます。
このようなアナログ感と適切なデジタル感を上手く使い分けて何事にも接していけることが
重要なのだろうとか思います。
K9 Y.Y