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交響曲「驚愕」に驚愕する仕組み。

大阪市北区 天神橋筋商店街のギター・ウクレレ教室

K9 Music School🎸(ケーナイン ミュージックスクール)です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

知らないうちに驚愕させられる曲があります。

 

クラシックの曲ですがハイドンの交響曲94番ト長調『驚愕』です。

クラシックもたまに聞くと良いものです。

 

 

まずは音程の話です。

 

 

曲が始まり、音と音の高低はそれ程離れない感じで決まった感覚で進みます。

 

この決まった感じというのが良いところなんですが

上がって、下がって、上がって、上がって...

みたいな感じで飽きさせないように巧く上昇と下降が繰り返されます。

 

 

 

次は音質の話です。

 

バイオリンの音ですが、その音もまた短い音と長い音のバランスもよく、

程よく落ち着かない気分にさせてくれます。

 

これも巧くミックスされており、この配合もパターン化されていることに気づきます。

 

 

 

次は音量の話です。

 

ちょうど聞きやすい大きくなく、小さくもなくという音量に感じます。

短い時間に音量的な変化がさほどあるわけではなく、スムーズな一貫性があります。

 

 

 

 

そして...そうやってしばらく聴いているうちに一気に裏切られる時がやってくるのです。

 

 

音程は急に今まで達したことのない高い音へ、

音質はここまで全然目立ってなかったティンパニやホルンの音が急に出てくる、

そして音量もいきなりでかくなるのです。

 

 

次は普通ならこうくるだろうなーと無意識に僕らが感じている予定調和を

一気に乱してくれます。

 

これが驚愕です。

こんな風に聞くのってちょっと面白くないですか?よければ聴いてみてください。